私がmstdn.jpをどう使っているかとか

こんばんは
本記事はmstdn.jp Advent Calendar 2017の12/23の記事です。
前日はひかりさんのひかり年代記(クロニクル) – ひかり雑記です。
アドベントカレンダーは本来当日の0:00に公開するものらしいですが、日付も過ぎ、こんな時間になってしまいました。すみません。
色々と考えてたしそれっぽく書こうと思っていたのですが、なんともまとまりませんでした。。。。。。
なので、私がmstdn.jpをこれからどう使っていこうか、なんとなく考えたことを書いています。エビデンスとかも全く無い感想が続くので、ポエムと思って読んで下さい。
人様に読ませるような文章の体をなしておらず、大変心苦しいのですが。

マストドンとは

私はマストドンが何なのかあまり考えたことなかったのですが、段々とmstdn.jpから人が減って(いるように感じられて)いき、mstdn.jpやSNS自体についてぼんやり考えることが増えました。

分散SNSについて

マストドンは分散SNSと呼ばれています。
あまり馴染みがない言葉なので、アドベントカレンダーやその他分散SNSについての幾つかの記事を読みました。
gnusocial や mastodon の哲学
Mastodon が普及しつつあるけど、元 GNU Social 勢として思うこともありまして
mstdn.jpは過疎ることが使命のインスタンスである

自分なりに噛み砕くと、
他人の建てたインスタンス内で安住するのではなく、自分の「自由」を守る意味でも分散の考え方を理解し
いざという時には他のインスタンス(自インスタンス含む)に分散し、その上で連合しよう。
ということになるのかなと思います。

基本的には上記の考え方は素晴らしく、最終的にはこのような使われ方が進むのだろうなと思っています。
ただ実際に分散が進むには、啓蒙によってではなく宮原太聖さんの言う文系大学院生が見た「マストドン」-大手3鯖のユーザー数・トゥート数の分析を添えて(アドベントカレンダー)に書かれたLTLの不快感など、UX的な設計が鍵かなと思います。

分散SNSの思想に興味がないユーザが大多数であろうこと、自インスタンスとなると金銭的なものも含めてコストが掛かるため、まず立てないでしょうから。
コスト低減としてムトー・ホストドン等のホスティングサービスもありますが、そのサービスが潰れてしまえば自分(とインスタンス内のユーザ)の権利含めておじゃんなので、他人のインスタンスよりマシとは言えリスクは残るかなと思います。
なので、しばらくは現状の、分散SNSからはやや遠い使われ方が続くのかなと思っています。

インスタンス=コミュニティ?

マストドンについて、インスタンスそのものがコミュニティとして捉えられているようです。
学校、色々ありますが、この辺はそれぞれの規模感によって違う感じがします。学校以外は古い記事なので、期待感も込めて巨大なコミュニティに喩えられているようです。
どの喩えが適切なのかは私には判断しないとして、公式でもやはりコミュニティと明記されています。

そもそもの「コミュニティ」自体の定義も軽く調べてもこれと言った答えが見つかりませんでした。
地域に根ざした、とか社会的な属性でまとまった、的な説明はありましたが、ネット上のコミュニティに対しては違和感があります。
各インスタンス内で雰囲気というか空気のようなものがあり、それぞれ性向のようなものがある時、その場をコミュニティと呼ばれると思っています。
こちらの記事でも、LTL依存に否定的な文脈ではありますが、このように書かれています。

ローカルタイムラインや同インスタンスの同志の存在は、そのための強力な動機であることは現状が証明している。

志と言うとやや大げさに見えますが、コミュニティとは一つの目的・方向をもった集団、そして(現状)その方向付けをしているのがLTL、として捉えられているのだと思います。

ただ、今の私の使用感として、mstdn.jpが1つのコミュニティになっているとはあまり感じられていません。

mstdn.jpはコミュニティか

初期と現在

マストドンが流行りだしたころ、mstdn.jpではお祭り騒ぎのような時期(僕たちは永遠の文化祭の前日を生きている(mstdn.jpによせて)前編)があり、その頃は特殊な一体感があったため、私はmstdn.jpをコミュニティとしても受け取っていたと思います。
女性器を表した漢字一文字で盛り上がったり、酒に酔って脱糞した際の呻き声の再現、その他の不謹慎かつインスタンスとして終わったようなネタ一つ一つで心の中でゲラゲラ笑いながら狂騒状態になっていたことを今でも懐かしく思い出せます。(心の中なのはだいたい声が出せない状況でやってるから、というだけです。)

しかしその女學生の記事にあるように、mstdn.jpではお祭り騒ぎが終わったあと、各アカウントのリアルな属性や考え方の違いが顕になり、いなくなるアカウントが増え、自然とグループ分けが行われたように、やはり思います。
本当の理由は本人しかわからないことですが、オフ会の開催・実生活の話題・jp運用に対する不満の噴出やインスタンス間の諍い・特定アカウントへの多数からの攻撃的なトゥート、、、などが起こった結果、今はそれぞれの出来事に対する反応の違いによって「合う」人同士でコミュニケーションを取るようになった、と理解しています。
各グループ内でLINEでの直接のやり取りや、discode等のチャットツールなども駆使されているようです。
トゥートを未収載(LTLに流さない)ようにし、ブロック・ミュートを駆使し、HTLに引きこもるアカウントやグループも増えていきました。
そもそも、mstdn.jpからアカウントを削除した方や、全くトゥートしなくなったアカウントもたくさんいました。

それは分散SNSの思想関係なく単にノイズを避けるために自然と起こったことだと思います。
HTLに引きこもったアカウントについては、後は自分自身のHTLを守り、時にはインスタンスを移る、自インスタンスを建てるなどの選択肢があることさえ忘れなければ快適なマストドンライフを送れると思います。

mstdn.jpでの現状のLTLの使われ方

それではmstdn.jpでは各グループが思い思いにHTLで過ごしているだけなのか、というとそうではなく、LTLもまだそこそこ使われています。
機能としてはLTLは単に公開トゥートが流れてくるタイムラインですが、現在は下記のような使い方がされているように感じます。

  • LTLでチャットのように会話する
  • ミニブログとして自分の興味関心を独り言的にトゥートする
  • 自分のホームに居る親しいアカウントと会話をしているけれども、トゥート自体はLTLに流している
  • bot的に自分の所属の宣伝を垂れ流している(mstdn.jpではLTLにbot流すこと自体は禁止)

最近はLTLでチャットしているアカウントも、お互いに反応するアカウントに対象を絞ってトゥートしているように見えます。
こうやって見ると、LTLの使い方もそれぞれ自分の興味・発言の範囲にとどまるプライベートなものばかりのように思います。
実質、HTLに引きこもるのとあまり変わらないように見えますし、実際そのような意識で使用しているアカウントも多いかもしれません。

上記のような状態のため、mstdon.jpはコミュニティ―――1つの目的・方向をもった集団―――としては機能していないと思います。
下品な単語にあふれていたとしても、一つの方向を向いていた(かのように見えた)コミュニティ的な感覚はもう私にはありません。

絵を媒介としたpawooや、アイマスファンの集うimastodon、地域を絞ったkyotodonのようなテーマインスタンスでは様子が違うのでしょうか?

私のmstdn.jpのLTLの使い方

コミュニティへの所属意識が薄れても私がまだマストドンを面白く使えてる理由は多分LTLにあります。

セミパブリックな空間

前述のように話者の意識としてはプライベートな会話であっても、LTLにトゥートが流れていればこちらから反応することは出来ます。
相手には意図されていなくても、興味のある話題にリプを送ったり、ファボ、ブーストして話題に参加していくような会話の仕方です。
新規登録者などはむしろそれを半ば強制されている状態になっている状態ですね。
また、LTLに流れるトゥートを全てお気に入りするアカウントなども、(今は殆どいませんが、)同様にLTL全体に対して反応を投げかけている状態です。
私はお気に入りこそあまりしませんが、LTLに流れるプライベートなトゥートを含め、リプ・ブーストで反応しつつ思いついた独り言をトゥートするスタイルを取ることが多いです。会話に横入りしてる場合もかなりあると思います。

このようにプライベートな会話がなされつつも、外部の人間が反応を返せる状況を見ると、現状LTLはセミパブリックな空間となっている、と思っています。
セミパブリックな場、とは下記のようなものです。

セミパブリックな空間とは、物語を構成する主要な一群、例えば家族というような核になる一群がそこにいて、そのいわば「内部」の人々に対して、「外部」の人々が出入り自由であるということが前提になる

図表4 プライベートな空間 会話は弾むが、観客に有効な情報は伝わらない  図表5 パブリックな空間 会話自体が成立しない  図表6 セミパブリックな空間 他者が出入り自由な、対話の成り立つ空間
平田オリザ. 演劇入門 (講談社現代新書) Kindle版 位置No.419から引用

平田オリザの演劇用語からの引用のため、「物語を構成する…」とあったり、対話と会話の違いなどの記載がありますが、活発なコミュニケーションが生まれる場、位の意味でここでは引用しています。
福祉の現場でも使われる用語のようですが、コミュニケーションが行われる場、というのは変わり無いようです
上記の書籍ではセミパブリックな空間としてホテルのロビーや客船の甲板、文化祭前日の職員室などを挙げています。

こういった場では、プライベートな会話はもちろん出来ますが、そこに他者が入ってくる可能性があり、あるていど他者を意識する可能性が出てきます。
私はこういう「新しい出会いを求めている者同士にありがちな白々しい自己紹介」が不要でありつつ新しいものに出会えそうな、何かが起こりそうな場であることに面白みを感じています。
また、自分以外でそういった出会いが起こっているのを見ることも楽しいです。

全ファボ勢と鳥の民

一つ例をあげると、LTLのトゥートを全てお気に入りするアカウント(いわゆる全ファボ勢)と、LTLにトゥートを流しつつもHTLで会話してる、Twitter的な使い方をしているアカウントの間で、ちょっとした衝突です。

全ファボ勢はLTLにあるトゥートを全てお気に入りに入れていきますから、後者はHTLに向けてトゥートするたびに無関係の通知がぽこぽこ飛んで来ることになります。
(一部のアカウントではその通知が快感のようですが)後者にとってはとても不快だったようで、全ファボ勢のことを「ファボコバエ」と呼び疎みやや荒っぽい口調でファボをやめるよう呼びかけていました。
全ファボ勢はお構いなしにファボし続ける、、、というわけではなく、相手のことを「LTLに流しているトゥートはファボが可能な状態。いやなら未収載にすれば良いのにそれすら出来ないのはSNSに向いていない人間」と認識していたようです。
私は当時、全ファボ勢は嫌だと言っている相手の主張を認識した上でふぁぼり続けるのは単に嫌がらせ以上の意図無いはずなのでやめればいいのにと思いつつ、ふぁぼられるのが嫌で話が通じないなら未収載にすればいいのに、とも思って眺めていました。
LTLに公開する権利は1人の迷惑なユーザに左右されるべきではないので、正解はトゥートの未収載でなく全ファボ勢をブロックorミュートかな、と思います。
ただそれより、お互い意図しない使い方をしているアカウントがいて、衝突ではあったにせよコミュニケーションが発生していたのはとても興味深く感じたのを覚えています。

上記のようなネガティブな事例以外でも、全く知らないアカウントが面白い話題にこちらから反応して話題を広げるなどですね。
繰り返しにはなりますが、最近あんまり反応してくれないんですけどね。皆さん。

辞める時

もちろん、LTLをこのように楽しむにはLTLにトゥートが流れていることが前提です。
もし、LTLにトゥートが全く流れてこなくなったら、私はmstdn.jpにはログインしなくなり、もっとLTLが活発なインスタンスにアカウントを移動するでしょう。

今後どうやってマストドンを使うか

インスタンスの性質

分散SNSの思想に従った使われ方が進み、各人がインスタンス選びに慎重になり自インスタンスを建て権利を守り、HTLやリストを駆使して自分のTLを作るようになった場合、LTLの存在価値はだんだん無くなっていくように思います。
ただ、そういった思想に無頓着な大多数の人間としては、LTLが無くなると既存SNSのTwitterと使用感があまり変わらなくなるばかりか、人の多いTwitterのほうが楽しい、という認識になりかねないのではないでしょうか。
Twitterの運用に疑問を持ってマストドンに来ても、自分でインスタンスを建てることを全く考えず、個人が立てたインスタンスは怪しいからpawooかニコフレに登録する、という行動を散見すると、どうもそうなるんじゃないかと予想しています。

であれば、公式に書かれていたとおり一つ一つのインスタンスが「コミュニティ」となり、それぞれでLTLに色を出した方が分散SNSはより存在価値が高まるのではないかと思います。
もしそうでなくmstdn.jpのようなよろずインスタンスが大勢を締めた場合は、単にそのSNSで面白い人と出会えるか、コミュニケーションできるか、が鍵となるので、人の多いTwitterに人が流れていく気がします。
その場合、自由を担保する技術的・構造的な要件は大前提なので、Twitter側が同質化(TwitterがActivityPubに対応する)が進むことを願います。

テーマインスタンスが今後維持・増殖していったとして

私はこっちの方向が面白そうなので、ぜひテーマインスタンスが増え連合していって欲しいです。
ただ、現状インスタンス探しは現状結構難しいと感じています。

各種情報サイトでインスタンスの情報や特性が記載されていますが、それだけでは雰囲気がつかめません。
mstdn.jpはお試しインスタンスで、気に入ったインスタンスを見つけて移ることを運用者は目的の一つにしているようですが、
リモートフォローのやりづらさ一つとっても、各インスタンスの雰囲気の把握はなかなか難易度は高いと思います。

ハッシュタグやリスト、ローカルに他の人のブーストを流す、、などのアイデアがあるようですが、
私としては各インスタンスのローカルを訪問し、書き込みできるような仕組みが望ましいと思います。
これこれと似た意見ですが、各インスタンスのアカウントは取らず、一つのインスタンスのアカウントでゲストとして各インスタンスのローカルを閲覧し、ゲストとしてトゥートが出来るイメージです。

いろいろなテーマインスタンスのLTLを簡単に覗けて、ちょっとしたコミュニケーションがとれれば自分に合ったインスタンスを見つけやすいはず。
今のマストドンのバージョンではストリーミングAPIを認証なしで受け取れるので、流れているLTLの閲覧だけなら実現へのハードル低いのかなと思ってます(自分が出来るわけではない、、、)。

覗くだけでなく自インスタンスから他インスタンスのLTLに書き込みができるようになって欲しい、というのは、LTLは覗けるが結局リモートフォローをするしかない場合、
使用者としてはフォロワーとは「コミュニティの空気が関係ない一対一の対話」をすることになり、テーマインスタンスである意味がない≒分散SNSである意味がないとなりかねないためです。
もしテーマインスタンスのLTLに書き込みが出来れば、観光客として旅行先の住民達に話しかけるような、コミュニティの空気もったミュニケーションも楽しめそうです。

もちろん、旅行先で歓迎されるとは限りませんが。


終わりに

そもそもは観光・旅行というキーワードで何か書こうと思っていたのですが、全然まとまらなかったのでここまでです。
私はどうもmstdn.jpのLTLを愛しているようなので、LTLがあるからコミュニティとして機能してる、と書きたかったのにいつの間にか機能してねーわという話になったのは自分でもちょっと驚きました。

妄想みたいなよくわからない文章にお付き合い頂きありがとうございました。
次回はしむどんさんの「悲しみのJP」です。

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