[エクマス8日目]ここで敢えてラ!の話をしよう~推し語り、虹が咲いたその先に~

はじめに

この記事はやきゅ(@YaQ)様主催のアドベントカレンダー Excpt imas 8日目の記事です。

改めて石神十夜(@ishigamitoya)です。昨日はライブコンテンツとしてのラブライブ!サンシャイン!!を語らせていただきました。今日は昨日一切触れなかった私の推し語りと、来週に1st Liveを控えた第3のラブライブ!シリーズ、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(ニジガク)のお話です。

前半はラブライブ!シリーズの3作品からそれぞれの推しを語り(3人とも「赤」担当です)を、後半では虹ヶ咲の話をばらばらとしていきます。

推し語り

ラブライブ!は厄介なことに展開される媒体でそれぞれ微妙に設定が異なるという特徴があり、たまーにコンフリクトを起こしていることがあります。今回はμ’s、Aqoursはアニメ設定、ニジガクはスクスタ設定で話をしていきます。

μ’s編〜西木野真姫〜

まず、最初のμ’sでは1年生の「まきちゃん」こと西木野真姫(cv.Pile)さんです。

典型的なツンデレキャラで、μ’sの作曲担当。病院を経営する家の一人娘で、将来はお医者さんの道に進むべく、勉学をおろそかにしない才女でもあります。トレードマークは星のマーク。これは練習着のTシャツにワンポイントで入っていた星柄から来ているようです。

冷静なツッコミと「イミワカンナイ」の一言にすっかり落っこちた感じですが、一番はやはり彼女の歌だったなと思います。ソロ曲の「Daring!!」(公式試聴動画ですら曲名を間違えている問題曲…)のK-POPっぽいあの音が好きなのでした。

Aqours編〜黒澤ダイヤ〜

Aqoursからは3年生の黒澤ダイヤ(cv.小宮有紗)さんです。

ザ・大和撫子で才色兼備の生徒会長。地元では元網元の娘ということで、厳しい家に生まれ、お稽古事も抜かりなくこなすしっかり者。千歌がAqoursの精神的なリーダーなら、実務のリーダーは彼女にあたるのだろうと想像できます。アニメ版では妹のルビィと揃ってスクールアイドル(特にμ’sの)大ファンであるという設定が追加され、そのマニアぶりはアニメ第2話では生徒会室に呼び出した千歌に向かってかなりの猛者でも一瞬答えに詰まるレベルのカルトクイズを出題する(なお、その模様は放送機材を通じて校内に響いていた)ほど。

G’sマガジンに載ったキャラ紹介のビジュアルに惹かれてそのまま推しになっていたパターン。厳しさを持った黒髪ロングタイプ好きなんですよね。

虹ヶ咲編〜優木せつ菜〜

虹ヶ咲からは2年生の優木せつ菜(cv.楠木ともり)さんです。

彼女は虹ヶ咲のキャラの中で一人だけ制服姿の立ち絵が公開されておらず、スクスタの配信直前までに各キャラ一人一人に付けられていた「xxx系スクールアイドル」の称号が「???系スクールアイドル」と何かと謎多きキャラでした。設定でも「スクールアイドルとして他校からも注目されているが、その姿を校内で見た人は居ない」などという謎の人物扱いでしたが、スクスタにおいてその謎は解消されることとなりました。

キャラ設定とビジュアルに惹かれて、中の人の名前を見たら驚いたパターン。「大好きを広める」という「野望」を掲げる彼女の真っ直ぐな姿勢は持ち曲にも強く響いており、そのパフォーマンスに注目です。

虹ヶ咲学園の登場がもたらすもの〜「あなた」と叶える物語〜

スクスタの世界と「あなた」

今年9月26日に2年前に制作が発表になったラブライブ!スクールアイドルフェスティバル オールスターズ(長いので以下スクスタ)がようやくリリースされました。昨年の配信延期から約1年の期間を経てではありますが、無事リリースされ、現時点まで致命的なトラブルはなく運営されており、1ファンとして胸をなでおろしている所です。

さて、このスクスタは今までのラブライブシリーズとは大きく異なる点があります。それは、プレーヤーのキャラクター「あなた」の存在です。6年前にリリースされたラブライブ!スクールアイドルフェスティバル(スクフェス)でも一応存在していた主人公ですが、今ではすっかりその影は見えなくなっている消されてしまったのですが、スクスタでは虹ヶ咲学園の生徒である「あなた」が結構濃いキャラで物語に関わっていきます。(この主人公、作曲ができたりスケジュール管理能力がすごかったり、ダンスのコーチしてたり、勢いで単身沼津へ突貫していたり、相当有能…)

パーソナライズされたラブライブ!世界の物語

スクスタのテーマは「あなたと叶える物語」と銘打たれており、これまでラブライブ!シリーズで掲げられていた「みんなで叶える物語」と少し変わっています。これには、「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の出自がμ’s、Aqoursとは少し異なることもあり、これまでのスタイルとは違った形で「あなた」が関わる物語になることを示しているものだと思われます。

アイマスは以前からずっとその形でしたが、スクスタはアプリゲームであり、プレイヤーがキャラクタにどこまで関わるかを取捨選択できる構造になっています。それ故どうしてもシナリオの体験に個人差が発生してくるものだと思われます。それ故の「あなた」の登場であり、「あなたと叶える~」にシフトしたのだろうと考えられます。そういう意味では、ニジガクは最もアイマスに近いラブライブ!シリーズになろうかと思われます。(ニジガクに対してラブライブ!らしくないと思う向きもあるようで、それはおそらくここに起因するものだと考えられます。)

一度しかない”1st Live”を前に

そんなニジガクですが、来週の12月14日、15日に1st Liveを行います。ニジガクは全体曲2曲以外はすべて個人曲という状態で、リリース済み楽曲が9×2+2=20曲。ライブという形態でイベントをするには持ち曲がギリギリな状態でのライブとなります。昨年はお披露目という形でイベントが行われましたが、ライブパートは半分だけ(当時の持ち曲を披露した)でした。

一度しかない1st Liveを、前述の理由でどこかラブライブ!シリーズの中では異端児なニジガクが、どのようにラブライブ!らしいライブに仕上げてくるのかを楽しみにしています。

おわりに

2日続けて枠をいただいてアイマスではない話をしてしまいました。μ’sがFINALを迎えて、そこで離れてしまった人も多かったラブライブ!というコンテンツですが、その魅力はAqours引き継がれ、大きく花開きました。コンテンツ9周年(やっぱり“9”という数字は特別なのです)を迎えて新たな芽が出て、それが一瞬の輝きで終わるのか、輝き続ける星になるのかは私達にも分かりません。

本日(12/8)夜にBSPでアニメロサマーライブ2019〜STORY〜のDay2が放送されます。今年のアニサマはDay2でAqoursがなんと、トリを努めるという大きな出来事がありました。μ’s全盛の頃でもアニサマでトリに立つことがなかった中で、これはとても大きな出来事だと思います。(そういえば、数年前まで女性グループはアニサマのトリに立たないというジンクスが囁かれていましたが、今年はDay1ではスフィアだったし、そのジンクスは過去のものになったのでしょう。)遅い時間ではありますが、そのステージを、パフォーマンスを是非ご覧ください。

明日はAcid Chiken様のtwista開発・運用記です。Blogを使ったアドベントカレンダーは元々技術系の方々の文化だったと聞きます。面白い話を期待します。

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