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【ミリオン】Sleeping Cute Girl.【あんもも習作】

周防桃子は、暇を持て余していた。 珍しくレッスンも朝だけで、昼からの撮影はリスケジュールによりキャンセル。 更に、自分が出演する予定の公演で使用される台本の読み込みも、別の現場の台本も、すっかり読み込んでしまい、何なら一部のセリフを投げられたら、自分ひとりで一本やりきれるくらい熟読してしまった。 平たく言えば、もうやれることがない状態なのだ。 そんな彼女は、他のアイドルが居ない事を良いことに、珍し …

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【ミリオン】What a wonderful weekday.【まついく習作】

東京と言う街は、遠方より訪れると魅力的に映る部分があり、居住してみるとさほど魅力を感じない。 他方、遠方より訪れた結果、「あ、そんなに言うほどでもない」と言う感覚に落ち着く場合もあり、 居住して見れば、「案外いいじゃん」と思う場合もある。 そんなこの日本の首都。東京。 複数の「中心街」が存在し、その街ごとに、色が全く違って見えてくる。 ここも、その色の一つ。東京都の臨海地区にほど近い場所。 海の側 …

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【ミリオン】In spring one sleeps a sleep that knows no dawn.【りつみや習作】

765プロライブ劇場。近年芸能界にて一目を置かれるアイドル事務所となった765プロダクションが打って出た「次の一手」と言われる劇場。 ここには、765プロダクションに所属している、通称「765PRO ALLSTARS」の13名の他に、「39プロジェクト」と呼ばれる39名のアイドル達が所属し、公演や外部の出演に向けて日々レッスンを行っている。   ある晴れた日の昼下がり。楽屋口の扉が開く。 …

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P「ちょいと一服。」

ある日の765プロライブ劇場。時間は夜7時を回った頃。 劇場事務室の扉を開く。 P「お疲れ様でーす。」 美咲「あ、プロデューサーさんっ!おかえりなさい。お疲れ様です♪」 P「あれ、美咲。なんか良いことでもあったのか?」 美咲「えへへ~。今日は次の衣装のデザインをしていて、丁度出来たところなんですよ~!」 P「へぇ…後でチェックしていいか?」 カバンを自らのデスクに置き、そのカバンから何かを取り出す …